総院長の柳沢です。
さて、皆さんは同窓会に行く派ですか?行かない派ですか?
私は3つの理由、①超多忙な生活なこと、②過去を振り返るよりも未来志向なこと、③思ったような人生を歩めていない人の参加は難しいだろうなどと複雑に考えてしまうことで、なかなか同窓会というものに参加ができなくなってきている。
今回の題名の40年ぶりですが、そんな私が高校時代に所属していた卓球部の同級生と1つ上の先輩5人で会う機会を得たのです。
なぜ参加したかの前に…
私の高校当時は確か、有名お笑いタレントが「根暗」という言葉を流行らせていた時期であり、さらに卓球は素振りが暗いなどと、公の電波で卓球というスポーツが揶揄されていました。確かに東京都立青山高校時代に所属していた卓球部員も、底抜けに明るいメンバー、今で言う陽キャ(?)の類は少なかったようにも思います。しかしながら、私含めあまり強くもないし地味なメンバーたちでありながらも、みんなで真剣に取り組む姿があり、卓球部は私にとってとても居心地がよかったですね。さて、当時は体育館が狭く使用日が限定され、筋トレの日というものがありました。炎天下での筋トレは気が遠くなるほど長時間で、とても辛かったと記憶しています。今となってはそこでの鍛錬により、受験や社会に出てからの基礎体力が培われていたと確信していますので、苦しかったかけどありがたかったです。
いよいよ本題です。今回40年ぶりに同期と先輩に会ったのは、一昨年、一つ上の卓球部の部長が他界されたからでした。元気だったイメージだったのに、56歳という、あまりにも早い人生でした。そんな部長を偲ぶ会をやろうということで私含め5人が駆けつけました。一つ上の先輩と言っても引退が高2の秋ですので、たかが6ヶ月、同期もたった1年6ヶ月の付き合いでした。しかしながら、多感な時期なんですね。すぐにタイムスリップにて、40年前の記憶が次々に思い出されて、2時間という時間はあまりにも短く、矢のように過ぎました。40年ぶりということは、次はほとんどこの世に存在していないと思ったりして、こんな風に部長が私たちを生きているうちに会わせてくれたんだなと思って感涙しました。
20代の頃、一人旅で渡米した際に外国籍の観光客に、Why did you come here? と聞いたときのことを忘れません。回答は、Because life is too short ! でした。先の短い歯科医師人生ですが、改めて、これからも患者さんのために最大限のパフォーマンスを発揮できる様、自己研鑽をし続ける決意をしました。
来春は卓球でインターハイに出たレベルのスタッフが2名入社する。久しぶりに卓球を教わろうかなと考えた。