院長はインプラントを埋入しました。
今回の患者様は歯周病の傾向があります。抜歯前(左レントゲン)でも骨が重度に吸収してしまっている様子がわかります。(黄色点線の中、黒っぽい)しかしながら、埋入後のレントゲンでは、青で囲んだ部分に骨が復活しています。(白くなっています)これは、抜歯の時に骨材を入れているためです。このような技術をソケットプリザーベーションまたはリッジプリザーベーションと言い、よく行う技術です。
思ったほど骨ができない場合も稀にありますが、今回も良好な骨が形成されていましたので、術式は簡単でありました。いつものようにサージカルガイドを使用して隣の歯にぶつからないかつ適切な噛み合わせ方向に、歯茎を切り開かない術式(フラップレス、またはノンフラップ)にて埋入を完了しております。
使用したインプラントはストローマン社(スイス)のSLAcitve です。
ドリリング開始から埋入までのオペ時間は10分でした。