入れ歯の歴史|大和市の歯医者|医療法人社団英優會

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入れ歯の歴史

桜の季節が去り、気がつけば初夏の到来です。一年て早いものですね。

今回は。。現代では当たり前のことでも、大昔は、どうやってたのかなぁ?と思う事柄についてです。職業柄、やっぱり歯にかかわる事が多いですかね。。先日調べてみたのが、入れ歯の歴史でした。なんと西洋では紀元前から存在していたようです。(勿論、現在の形とは程遠いもの)機能というより、見栄えの目的が大きかったようです。文献に載っている西洋で出土されたものを見ると、抜けた前歯や、動物の骨を針金(?)で束ね、残った歯に固定したと思われる作りでした。その後、西洋でのめざましい技術改良はなされませんでした。時は移り、東洋の日本という小国、平安時代には、木製ですが、現在の原型ともいえる形の床義歯が存在していました。発見された物は、噛み合わせの面が磨り減り、実際に使用された形跡がみられるそうです。鎌倉時代には、木製の床義歯は全国にひろがり、江戸時代に独自の発展をとげます。なんと、木製の部分床義歯も登場します。日本人の器用さには、感嘆させられます。ちなみに、『入れ歯の安定剤』もあったそうな!!厚手の和紙を歯形に切り取り、床と歯肉の間にはさんで装着すると、和紙が水分を吸収しふやけて義歯が吸着しやすくなるんですと。。先人の知恵に脱帽です_(._.)

以上、今回は歯科衛生士、渡部でした(^.^))