今日は。
大和市オークヒルズ歯科、副院長の和久井です。
当院はこの8月に2週間の休みを頂き大幅な改装工事を行いました。
壁紙、床の張り直しを行い、キャビネット類も新しくしました。
照明もLEDになり明るい診療室になりました。
心機一転、スタッフ一同皆様の来院をお待ちしています。
さて今回は寝たきりと口腔内環境の関係について少しお話ししたいと思います。
日本人の80歳での平均残存歯数つまり残っている歯の数が何本位かご存知ですか?
約8本です。元々が32本ですから大変少ない本数になっています。
諸外国ではどうかと言いますと
予防医療の先進国スウェーデンが25本、アメリカ17本、イギリス15本とほとんどの国が日本を大幅に上回っています。
実に80歳以上の6割の方が総義歯という現状です。
長寿国世界トップと言われる日本ですが最近、新たな問題がクローズアップされてきました。
それがタイトルにある寝たきりです。
長寿国と言われて久しいですが現実はその裏で人生の最後を寝たきりで迎える方が今、急速に増え続けています。
寝たきりの期間では
男性9.2年、女性12.7年と世界ワースト1位です。
多くの方が人生の最後の10年を寝たきりで終わらせているということです。
この寝たきりの方にある共通の疾患が関わってきている事が最近言われだしました。
それが、口腔内疾患です。
寝たきりの方の多くは残存歯数が非常に少ない傾向にあります。
逆に80歳90歳を過ぎても毎日、元気に過ごしている方の多くは皆さんしっかりと御自身の歯があります。
しっかりと自分の歯で食事をする。
左右の歯でよく噛んで美味しく食事を摂る事こそ全ての健康の第一条件なのです。
それではいつまでも自分の歯でいるにはどうしたら良いでしょうか?
答えは簡単、歯科検診にいらしてください。
定期的に歯科でクリーニングを受けましょう。
痛くなったら病院に行く時代は終わっています。
ご自身の歯を、身体を大切にしてください。
いつまでも健康で幸せな人生を作っていきましょう。
私たちはそんな皆様に少しでもお役にたてればと考えています。
最後に前記3か国の歯科検診来院率をお教えします。
スウェーデン 90%
アメリカ 80%
イギリス 70%
日本 2%