今日は。
大和市鶴間オークヒルズ歯科、副院長の和久井です。
今回はフッ素入り歯磨剤(歯磨き粉)についてお話ししようと思います。
虫歯予防の薬としてフッ素が様々な製品に応用されています。
現在、市販されているほとんどの歯磨き粉にもフッ素が添加されています。
ただ、日本では薬事法の規定によりフッ素濃度は1000ppmまでと上限が定められていました。
それが2017年3月、濃度1500ppmを上限とする「高濃度フッ素配合歯磨剤」の使用が認可されました。
これは世界基準、ISO規格と同様の濃度になります。
これにより従来の歯磨剤と比較し使用30分後の唾液中のフッ素残留量が約2倍となりより効果的にう蝕予防が行えるようになりました。
認可後、主要各メーカーよりいくつかの「高濃度フッ素配合歯磨剤」が発売されました。
出始めは少し高めの価格設定でしたが最近、低価格の製品が発売されました。
スーパーやドラックストアにも置かれ普及が期待されます。
何か良い歯磨き粉はないかと良く質問を受けますが私の一押しはやはりこの「高濃度フッ素配合歯磨剤」をお勧めしています。
是非、皆さんも一度、使ってみてください。