今回のインプラント埋入は前歯です。前歯は位置と方向が非常に難しくなります。今回は噛み合わせ的に、骨が薄い部分にインプラントを入れなくてはならず、サージカルガイドの効果が非常に出るケースでした。
骨造成まではいらないと診断しましたので、いつものように、大きく切り開くことなく、サージカルガイドを使用してインプラントを埋入(青矢印)、その後歯茎のボリュームを出すために歯肉移植を行いました。
前歯に関しては、歯茎の厚みが厚いほうが審美的経過が良いと言われていますので、患者様とご相談の上で移植を選択しました。歯肉移植と言えば皆さん怖がられますが、実際は術後の痛みや腫れの少ない、ダメージの少ない処置となります。
初期固定は良好でした。あとは歯茎の形を整えることに集中していきます。
当院では、より見た目の良いインプラント治療を目指していきます。
オペ時間はインプラント埋入までは12分程度、合計では55分でした。
(当ブログは、患者様のご承諾が得られたケースのみをアップしております。)