こんにちは。
歯科衛生士の鈴野です。
今回はオーラルフレイルについてお話します。
オーラルフレイルとは「噛む」「飲み込む」「話す」などのお口の機能が衰えることで、早期の重要な老化のサインとされています。
症状としては、唾液が出にくくなり口が乾燥する、食べこぼしや軽いむせ、かたいものが噛みにくい、滑舌が悪くなるなどが現れます。
こういった口腔機能の衰えは、食欲の低下から全身の機能低下へと進んでしまい、要介護状態へとつながる恐れがあります。
しかし、早めに発見し適切な対応を行うことで、改善することができます。
オーラルフレイルを予防、改善するには歯と口の健康を保つことが大切です。
「口の中を清潔に保つこと」
「口腔機能の維持、改善に努めること」
がポイントとなります。
また、定期的な歯科検診で自分の歯や口の状態を知ることも大切です。
オーラルフレイルの対策として口腔体操というものがあります。例えば、
①口を大きく「ウー」「イー」と何度か繰り返し動かす。
②舌で上下の前歯の表側をぐるぐるなめるようにしてゆっくり回す。
左右で10回ずつくらい行います。
③舌を少しだしたまま、口を閉じてつばを飲み込む。
④「パ」「タ」「カ」「ラ」と各発音を8回ずつを2セット行う。
他にも色々とありますが、毎日行いやすいものとして日頃のブクブク、ガラガラうがいを、口の周りの筋肉を意識しながら少し長めに行うこともおすすめです。
オーラルフレイルを予防し、健康寿命を伸ばしていきましょう!
些細なことでもお口の変化を感じたり気になることがあれば、お気軽にご相談ください。