歯周病予防でコロナリスク軽減を|大和市の歯医者|医療法人社団英優會

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歯周病予防でコロナリスク軽減を

皆様こんにちは。
オークヒルズ歯科の西村です。

コロナの感染者が減少を続けるこの頃ですが、いかがお過ごしでしょうか。

感染症の予防といえば、細菌やウィルス感染を防ぐうえで「口腔内の清潔」が非常に重要である、という話を以前も書いたかと思います。

厚労省の調査では成人の約7~8割が歯周病に罹患しており、お口には歯周病菌が潜んでいます。この歯周病菌を抑えることが感染予防のキーポイントになります。

ウィルス感染は主に鼻や口、目から起こります。この時、歯周病菌や細菌が排出する毒素(酵素)によって口腔内の粘膜が傷つけられていると、ウィルスが粘膜細胞をこじ開けて侵入しやすくなり、発症のリスクを高めてしまいます。そのため、歯周病を予防・治療することが感染対策に大きな効果を発揮します。

この冬はインフルエンザの流行が懸念されておりますが、口腔ケアとインフルエンザの関連を調べた研究では、口腔ケアを受けた高齢者の発症率は10分の1に激減したと報告されています。

高齢になれば飲み込む機能が低下し、誤嚥性肺炎(細菌性肺炎)のリスクも高まります。

新型コロナによる重症化事例の多くは、ウィルス性肺炎と細菌性肺炎を二重に引き起こしていると言われています。

歯科医院での定期的な口腔ケアによってお口の細菌を減らせば、重症化のリスクを下げられる可能性があると言えるのです。

日頃の歯のお手入れをしっかり行うことや、 歯科医院でケアを受けて、お口の健康を守ることが、ウイルス感染の予防となるわけです。