睡眠中の子どもの歯ぎしりを心配される親御さんは少なくありません。
子どもであっても、「ギリギリ」「カリカリ」と大きな音がするので、やめさせた方が良いのではないかと心配になります。
実は、子どもの歯ぎしりは5~10歳の間によく起こるといわれています。
この時期は乳歯から永久歯に生え変わる時期であり、成長に伴うかみ合わせの変化に応じるために、歯をすり合わせていると考えられています。
その多くは、成長とともにしなくなります。
歯が生え始めたばかりの乳歯にも歯ぎしりはあり、こちらも心配はいりません。
大人の歯ぎしりは「ストレス」や「睡眠時無呼吸症候群」などとの関連が指摘されますが、
子どもの場合は自然な生理現象であるため、治療対象になることはほとんどありません。
とはいえ、過度のストレスがかかっている場合や、睡眠環境の影響から睡眠の質が悪くなっている場合は、
生活の改善や睡眠環境を整えることも大切です。
歯ぎしりによる歯の損傷が著しい場合には、歯を守るためにマウスピース(スプリント)を睡眠時に使用する場合があります。
オ-クヒルズ歯科