こんにちは。歯科医師の金田です。
だんだんと暖かくなり、お出かけにはぴったりな春日和が続くこのごろ、みなさまお元気にお過ごしでしょうか。
今回は 誤嚥性肺炎 についてお話しさせていただきます。
[ 誤嚥 ]とは食物などが、なんらかの理由で、誤って喉頭と気管に入ってしまう状態のことを言います。
お口は食物を身体に取り込む入り口です。
しっかりとよく噛み、食物を小さくすり潰した状態で飲み込むことで消化を助け、栄養を身体に取り込みやすくします。
ただその際、お口の中に汚れや細菌がたまったプラークがたくさん残っていたらどうでしょう?口から取り込んだ食物と一緒に、その汚れや細菌たちを飲み込んでいることになります。
【 誤嚥性肺炎 】とはお口の中の汚れに潜む細菌が誤って気管に入ってしまい、その細菌が原因で感染症を起こし肺炎になってしまうことです。持病があったり、ご高齢である場合は重症な肺炎に発展してしまう危険性があります。そのようなことが起こらないよう、毎日の口腔ケアは非常に重要なことなのです。
歯についている白いプラークと呼ばれる汚れにはたくさんの細菌が潜んでいます。
食物と一緒に飲み込んでしまわないよう、しっかり取り除きましょう!
普段の歯ブラシだけではとりきれない部分もあります。ぜひ定期的に検診、クリーニングを受けにいらしてください。
お口から皆さまの健康をサポートいたします。