なぜ定期検診に行く必要があるのか|大和市の歯医者|オークヒルズ歯科・やなぎさわ歯科

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なぜ定期検診に行く必要があるのか

皆さん、こんにちは!歯科医師の林です。ところで皆さんは定期検診には行かれていますか?そう言えば行くの面倒でしばらくご無沙汰しているなぁ、というそこのあなた!今回は何故定期検診へ行く必要があるのかご説明しようと思いますので、1分で読めるのでどうぞ最後まで読んでいって下さいね!
 まずは予備知識から。年老いて入れ歯は避けたいところですが、その原因は歯周病が第1位です。歯周病とは口の中のバイ菌が歯周ポケットに潜り込んで歯茎が炎症を起こすことですが、炎症を起こすとなんと!顎の骨が溶けてしまいます!(もう少し詳しく述べると歯周ポケット内に口腔内細菌が侵入・増殖すると、それを体内の防御細胞が食べてやっつけてお互い死にます。その無数の死体の集合体が黄色い膿[怪我した時にできるやつです]となり、その時副産物が生じ、それが顎の骨を溶かすのです!)歯は顎の骨に埋まっているので動かず固定されていますが、その土台である骨が溶けて無くなれば、歯はグラグラし、最終的にはポロリと抜け落ちてしまいます!そのため歯周ポケットへのバイ菌の侵入を防ぐことが大切になりますが、ここで歯石が重要な役割を果たしてしまっているのです。歯石自体は悪いものではありませんが、この内部が軽石のようにスカスカになっていて、そこにバイ菌が入り込んでしまうのです。すると歯石は文字通り石のように硬いですから、いくら歯磨きしても取り除くことはできず、歯石の歯周ポケット内への増大とともにバイ菌もポケット内部へ供給され続けます。つまり歯石がバイ菌供給の足場となり、歯周病が進行してしまうのです。そこで大事になってくるのが定期的な口腔内清掃です!固着してしまった歯石を私たちが超音波器具を用いて粉砕・除去いたします!もちろんそれで終わりではなく、歯石は3日もあればまた少しづつ付着しますので、その度に取り除く必要があります。ですから”定期的に”とお伝えしているのです。
 まとめとして『歯石ある限り歯周病は進行し続ける』、これをぜひ覚えておいて下さい。このほかにも定期検診にいく意味として、被せ物や口腔内疾患の早期発見・治療、お口の健康へのモチベーション維持等あります。しばらく歯医者行ってなかったなぁ、という方、特に不具合を感じていなくても一度お口のお掃除へいらっしゃってみてはどうでしょうか?英優會では予防にも力を入れています!ご希望があれば唾液検査なども承っていますので、いつでもお気軽にご連絡ください!ご来院お待ちしております!