こんにちは。歯科医師の金田です。

皆様、口腔内スキャナーをご存知でしょうか？

例えばセラミックの被せ物を作る時、歯を削った後は型取りをする必要があります。従来であればアルジネートと呼ばれるピンクの型取りの材料や、シリコンなどの型取りの材料をトレーに入れてお口の中に圧接し、固まるまで3〜5分ほど待っていないといけません。

材料の匂いが不快であったり、トレーが固いため歯茎に当たって痛かったり、喉の奥の方に材料が入ってきて気持ち悪くなってしまったりした経験がある方もいらっしゃるかと思います。

実は歯の型取りをする方法が他にもあることをご存知でしょうか？

それが、今回お話する

“口腔内スキャナー”

を使った型取り方法です。

口腔内スキャナーとは

機械でお口の中の状態をスキャンしデジタル化し、パソコン上で立体化して見ることの出来る医療機器です。

小型カメラで撮影するので、嘔吐反射がある方や型取りの材料で気持ち悪くなりやすい方も安心して型取りができます。

また、材料が固まるのを待つ必要がないため短時間で型取りが可能です。

また、普段自分では見えない歯の裏側なども3次元的にデータ上で見ることができるため、お口の中の状態を知るツールとしても活用できます。

最近では口腔内スキャナーも保険適応になり、更に活躍を広げております。

当院でももちろん口腔内スキャナーを活用しております。

型取りが苦手…

匂いが嫌だ…

等々、型取りへのお悩みがある方でも安心して治療を受けていただけます。

何か気になる点やご不安なことがありましたら、いつでもお気軽にご相談ください。