「噛む力」の大切さ 噛む力の低下による悪影響とは?|大和市の歯医者|オークヒルズ歯科・やなぎさわ歯科

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「噛む力」の大切さ 噛む力の低下による悪影響とは?


かけがえのない、歯。


生きていくためには、まずはしっかりと食べ物を噛んで咀嚼し、栄養を摂らなければなりません。しっかりと食べ物を噛むには、ご自身の丈夫な歯を保つことが重要です。


食べ物を噛む機能に加え、噛む力は、全身の健康にも深く関わっています。噛む力が低下すると、お口・顎周りをはじめとして、全身の健康に悪影響をおよぼす場合も。


■「噛む力」の大切さ


◎健康に生きていくには、噛む力を維持することが大切です

生命活動の基本となる、食事。


健康に生きていくには、噛む力を維持することが大切です。噛む力を維持することには、以下のような目的・役割があります。


[噛む力を維持する目的・役割]


  • お肉・お魚・野菜など、豊富な食材をしっかり噛み、バランス良く栄養を摂る

  • 噛む刺激により、脳への血流を増やして脳を活性化させる


■噛む力が低下する原因は?


◎歯周病、むし歯、歯根破折、歯並びの乱れなどが原因で噛む力が低下することがあります

噛む力が低下する原因は様々です。


原因として特に多く見られるのが、歯周病。特に、中高年の方は進行した歯周病によって歯を失うケースが少なくありません。


むし歯、歯根破折などの原因により、歯を失う方も。


上記のほか、歯並びが乱れている方は、噛み合わせの乱れによって噛む力(正しく噛む力)が低下しているケースが多いです。


■噛む力が低下すると生じやすくなる悪影響


◎噛む力の低下により、お口・顎周りや全身の健康に悪影響がおよぶことも

噛む力が低下すると、以下のような悪影響が生じることがあります


  • 食べ物をしっかり咀嚼できず、胃腸に負担がかかりやすくなる

  • お肉や硬い物などが噛みにくくなり、あまり噛まずに済む糖質(炭水化物)中心の食生活に偏りがちになる(カレー・シチュー、やわらかい麺類・菓子類、ジュース、お酒など)

  • 糖質中心の食生活に偏り、肥満や、糖尿病などの基礎疾患を発症・進行しやすくなる

  • 噛む力が低下することで噛む刺激による脳への血流が低下し、認知症の発症リスクが高まりやすくなる(※)


(※)神奈川歯科大学大学院 山本龍生教授「歯科から考える
認知症予防への貢献
」(2017年)より引用。


■噛む力を維持するために大切なポイント


◎ベストはご自身の天然の歯を健康に保ち続けること

噛む力を維持するベストな方法は、ご自身の天然の歯を健康に保ち続けること。

ご自身の歯を健康に保つためには、以下の2つが欠かせません。


[歯の健康を保つために欠かせない2つのポイント]


  • ご自身で行う毎日のセルフケア(歯みがき+歯間清掃)

  • 歯科医院で受ける定期検診(お口の健康状態のチェック+歯のクリーニング)


上記2つのポイントに加え、毎日の食事に適度に、硬く歯ごたえがある食材・弾力のある食材を採り入れることで、咬合筋などの噛む筋肉を鍛えられます。


[噛む力を鍛えやすい食材の例]


  • 弾力のあるお肉

  • 繊維質の野菜・お魚

  • ナッツや小魚の干物などの硬く、歯ごたえがある物


◎歯並びが乱れている方は歯科矯正により、噛み合わせの正常化にアプローチできます

歯並びが乱れている方は、噛み合わせも乱れているケースが多いです。


[歯並び、噛み合わせの意味の違い]


  • 歯並び=歯の見た目を指す言葉

  • 噛み合わせ=歯の機能面を指す言葉


歯並びが乱れている方は、ワイヤー矯正やマウスピース矯正などの歯科矯正により、噛み合わせの正常化にアプローチできます。


◎歯を失ってしまったときは、インプラントをおすすめします

ベストは健康な歯を保つことですが、歯周病・むし歯・歯根破折などが原因で歯を失ってしまうケースも。


歯を失ってしまったときは、インプラントをおすすめします。


顎の骨と強固に結合した人工歯根に基づき、インプラントは高い安定性を持つ点が特徴です。


治療後は、硬い物もしっかり噛んで食事を楽しめるようになります。高い安定性に加え、インプラントにはほかの歯を傷つけないメリットも。


【しっかり噛める丈夫な歯を保ち、人生の質を高めましょう】


しっかり噛んで食事を楽しめる方は、外食をはじめとして、お出かけ、旅行、スポーツなどのアクティビティにも積極的な傾向が見られます。


一方、むし歯・歯周病や歯根破折などが原因で多くの歯を失い、しっかり噛めない方は食事を楽しみくくなるケースが多いです。食事を楽しめないと、お出かけなどの人付き合いの場面で消極的になってしまうことも。


年齢を重ねても、心から食事を楽しみ、アクティブに生きるためには、しっかり噛める丈夫な歯が欠かせません。以下の2つを継続し、丈夫な歯を保って人生の質(Quality of Life:QOL)を高めましょう。


[歯の健康を保つために欠かせない2つのポイント]


  • ご自身で行う毎日のセルフケア(歯みがき+歯間清掃)

  • 歯科医院で受ける定期検診(お口の健康状態のチェック+歯のクリーニング)



医療法人社団 英優會
歯科医師
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