歯科医師の柳井です。
これから年末年始にかけて国内旅行や海外旅行にお出かけになる方々が多くいらっしゃると思います。移動手段として飛行機を利用する場合もあることでしょう。このブログをお読みの方で機内で歯の痛みを経験されたことのある方はいらっしゃいませんか？この歯の痛みは「気圧性歯痛」とか「航空性歯痛」と言われ、急激な気圧の変化が原因です。飛行機に乗る前に歯科を受診して、虫歯の治療を受けたり、痛み止めをもらって機内で痛みが出た時に服用することになります。適合の良くない詰め物は交換してもらい、治療途中になっている歯の根っこもしっかり詰めてもらった方がいいでしょう。また親知らずは抜歯後の粘膜が落ち着くまで少し時間がかかるので飛行機に乗る前は抜かない方がいいでしょう。また万が一痛み止めがない場合は痛むところを氷で冷やしたり、口の中に氷を含んだり、水分補給する方法もあります。仮眠や同行者との会話でのリラックスすることも大事です。飛行機に限らず旅行前は早めに歯科を受診して、担当する歯科医師に相談しましょう。事前に備えておくことで一つ心配が減ります。気持ち良く旅を楽しむことができます。
皆様、いい旅を！