手のひらサイズの炎症!?|大和市の歯医者|オークヒルズ歯科・やなぎさわ歯科

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手のひらサイズの炎症!?

 

大和市の皆様、その他多くの皆様のお口の中を守りたい 鶴間の歯医者、オークヒルズ歯科の歯科医師佐藤です。

手のひらサイズの炎症と聞いてどう感じますか?何を藪から棒に、手のひらサイズの炎症 なんて考えたこともないよ!とお思いと思いますが。 聞いていい感じはしませんよね。 ギョッとするというところでしょうか。


これは何かと言いますと、 中等度の歯周病になっている患者さんの歯周ポケットの総面積なんです。歯が 28本ある方で、歯周ポケットが全て5mm くらいあった場合の総面積は約72平方センチメートルとなります。これは 手のひらとほぼ同じ大きさになります。どうでしょう。思ったより大きいと感じませんか。こんな大きな炎症が体のどこにあってもこれはもう一大事。すぐにでも病院に駆け込む。 ですよね。ところが歯周病は 放置されてしまうことが多いんです。それは先ず見えにくい部分で起こっているから。そして、 サイレントディジーズ と呼ばれるように このくらいのレベルでは あまり痛みがなく、歯の揺れもまだ少しなので 生活でそれほど支障がないということが挙げられます。気づきにくいんですね。しかしこれがもう一段階進むと症状が急に露わになってきます。この状態から、たった1mm 歯周ポケットが多くなるだけで、 それまで食べれたものが食べにくくなる。 見た目も変わる。 歯茎からの出血量が多くなる。 口臭も以前よりも強くなる。 などなど 気づいた時には大変なことになっています。たった1ミリなのに。たった一ミリでも、 炎症の面積は 手のひらサイズの1.2倍。 しかも歯の根っこの形は先端に行くほど細くなっていますので、1ミリ減っただけでもその残された歯を支える根っこの面積の率はもっと減っているということになります。サイレントディジーズの逆襲という感じですね。


歯周病と全身疾患との関連も少しづつわかってきました。それはまたいつか書かせていただくとして、くだけた言い方ですが、歯周病は 次のように考えてもらえばいいと思います。


① 痛みの出にくい病気。 違和感むず痒いで要注意 。


② 特に症状がなくても 油断はできない。安心はできない。


③症状が出ていない未病の内に治してしまおう。


④そのためには 検診を受け 一度歯石を取ってもらおう。


⑤ 3ヶ月から半年に一度の定期検診を受けよう。


と覚えてもらったら幸いです。ぜひ一度、検診、クリーニングにお越しください。