院長はインプラントを埋入しました。
本日のオペは、ソケットリフトという手技を用いています。上の奥歯には骨の量が少ないことが多いですが、5mm程度の骨があればソケットリフトという手技により骨を造ると同時にインプラントを埋入することができます。インプラントのために形成した穴から副鼻腔の粘膜を押し上げるやり方で、当院でも数多くの実績があります。
5mmよりも骨が少ないとサイナスリフトという、歯茎を比較的大きく開く術式でないと骨が造れません。サイナスリフトは比較的術後の腫れが出やすくもなりますので、今回のソケットリフトはダメージの低い治療法と言えます。
ただし、小さな穴から粘膜を押し上げるため、粘膜が破れてしまい口腔内からの感染を受けると失敗に終わる可能性があります。
当院では、そうした粘膜の破れる失敗を起こさないよう、専用の器具を用いて丁寧に粘膜を持ち上げます。このやり方ですと、粘膜を優しく持ち上げられるため、当院でのソケットリフト失敗例は今のところゼロとなっています。
今日もいつもよりさらに慎重にオペを行いました。オペ時間は19分と、いつもよりは長めとなりました。