こんにちは。歯科医師の岩切です。
最近、親御さんに子どもの歯ぎしりについて聞かれることが多いので取り上げてみました。
歯ぎしりにはネガティブな印象があり不安になることもあるかもしれませんが、幼児の歯ぎしりは成長の証です。
大人のようにストレスなどの心因性の原因はなく、歯の噛み合わせを調整するために必要なものなのです。
-
歯が生え始めたことで起こる痒みを解消するため
歯が生え始めると、口の中がむずむずとするものです。そのむず痒さを解消するために、自然と歯ぎしりをしてしまいます。
-
歯並びやあごの位置を調整するため
子供が歯ぎしりをする原因のひとつに、これから生える歯の位置を調整したり、あごの位置を整えたりするためというものがあります。歯ぎしりをすることで、生えてくる歯やあごの位置を正常な場所に移動させているということです。
-
あごの筋肉を鍛えるため
歯ぎしりをすることで、あごの筋肉を鍛えているという理由もあります。歯ぎしりをすることであごの力を強くしているということなので、むやみにやめさせたりしないようにしましょう。
ご質問があればお気軽に当院までご相談下さい。