こんにちは。歯科医師の岩切です。
昨今ではウイルス感染対策のために口の健康を維持することが大切だといわれ、いつも以上に「歯磨き」に取り組んでいる人も多いと思われます。
しかし、正しくブラッシングしないと逆効果になりかねないのはご存知でしょうか。
過剰に力を入れたブラッシングを1日に何回も行うと、むしろ歯周病を招く危険があります。
それは歯を守るための組織である歯茎を後退させてしまうからです。
歯と歯茎は、『接合上皮』と呼ばれる接着性のタンパク質でできている組織によってくっついています。
歯ブラシの毛先を歯と歯茎の間の奥まで突っ込んでブラッシングを繰り返すと、その接合上皮を破壊してしまうのです。
すると歯と歯茎が剥がれてできる隙間=歯周ポケットが深くなり、細菌が停滞して歯周病になりやすい環境になってしまいます。
正しいブラッシングを知りたい方はお気軽に当院にお尋ね下さい。