こんにちは。
歯科医師の金田です。
季節も移り変わり、だいぶ肌寒くなってきましたね。
今回は歯ブラシの種類についてお話しさせていただきます。
たくさんの種類が販売されている歯ブラシですが、何を使ったらいいのだろう?と悩まれる方もいらっしゃるかと思います。
歯ブラシにはブラシの硬さや大きさ、持ち手の形などで様々なものがあります。
まずはブラシの硬さです。
“硬め” “普通” “やわらかめ” のものがあります。
歯についたプラークと呼ばれる汚れを落とす効率が最も良いものは”硬め”のブラシになります。ですがブラシが硬い分、ブラシを当てる位置や磨く力加減に注意しないと、ご自身のブラッシングで歯茎を傷つけてしまい歯茎が下がってしまう、歯の根本が削れてしまうなどの症状が見られることがあります。
反対に”やわらかめ”のものは、汚れを落とす効率は低くなりますが歯茎を傷つけにくいため、歯茎が腫れてしまって出血しやすい方、歯周病の方におすすめです。汚れをしっかり落とすため、1本の歯に対して20回ほどを目安に磨いていただくことをおすすめします。
特にお口のトラブルのない方は”普通”の歯ブラシで問題ありません。
次にブラシ部分の大きさです。
ご自身の歯の大きさに合わせて選んでいただければと思います。
小さい歯に対して大きなブラシで磨くと、磨き残しやすくなります。反対に歯の大きさに対して小さすぎるブラシは清掃効率が落ちてしまいます。様々な大きさが販売されてるかと思いますので合ったものをお選びください。
持ち手の形は、一般的なものはまっすぐのストレートタイプのものです。基本的にはまっすぐのもので問題ありませんが握りやすさや、ちょうどよい力が入るように持てるものがいいのでご自身に合うものを選んでみてください。
寒くなってきましたが、皆様体調にはお気をつけください。