こんにちは、衛生士の冨岡です。
新年あけましておめでとうございます。今年もどうぞ宜しくお願い致します。
皆様はお食事をしていて、歯がちゃんとあるのに
食べづらいと感じたことはありませんか?
それは物を食べるのに必要な働きは、歯の問題だけではないからです。
つまり「食べる機能」には舌、唇、頬などの器官も働かせる事が大切だからです。
今回はその中でも「舌」についてお話していきます。
舌には味覚を感じる、発音を助ける、歯を内側から支え歯並びにも関係しているなど、様々な役割があります。また、食べ物を口に取り込んで噛み砕き、飲み込むまでの動きで重要な働きも持っています。
①捕食
食べ物の固さ、柔らかさ、味、温度などの状態を判断します。
②咀嚼
歯で食べ物を噛み砕く時に舌で保持します。また咀嚼した物を歯と歯の間に移動させて、小さくなるまで咀嚼できるように動きます。
③嚥下
舌は口の中にある食べ物を集めて咽頭に送り込みます。
このように毎日の食べる行為には舌が重要な働きをしています。そのため、舌の筋力が衰えていくと、QOL(生活の質)の低下に繋がります。
当院では舌の運動機能を測定する舌圧検査を行なっておりますので、気になる方は受診しにいらしてください。