更年期障害とともに現れる口腔の特徴|大和市の歯医者|医療法人社団英優會

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更年期障害とともに現れる口腔の特徴

こんにちは。気温の変化が激しくて、朝晩もだいぶ涼しくなってきました。体調管理が難しいですが、皆様いかがお過ごしでしょうか?歯科医師の田宮です。

今回は、女性の更年期障害とお口の関係についてご紹介いたします。

年齢を重ねるごとに卵巣の機能が低下することで、女性ホルモン・エストロゲンの分泌も低下し、ホルモンバランスの乱れや心身の不調が現れる方がおられます。この更年期の症状は、家庭や仕事などの心理的要因も関係していることから個人差があり、全身の様々な部位に多彩な症状が現れます。

エストロゲン受容体は、唾液腺などにも存在することから、口腔乾燥症などの口腔症状が現れることもあります。更に、その多彩な更年期症状や心理的要因そのものがストレスとなって二次的に口腔乾燥症を引き起こしている可能性も考えられます。

歯科では、唾液量を測定したりすることで、口腔乾燥の状態を把握します。口腔乾燥症には、唾液腺マッサージや口腔保湿剤の利用なども有効です。原因が明らかではなく、対症療法にならざるを得ない場合もありますが、症状が少しでも緩和することで、口腔乾燥による合併症の予防にもつながります。

また、更年期障害は、全身に現れる多彩な症状であることから、他の科と連携することもあります。

まずは、口腔乾燥が気になるようでしたら、お気軽にご相談ください。