キシリトールとは?|大和市の歯医者|医療法人社団英優會

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キシリトールとは?

いよいよ師走も近づき、あわただしい季節となりました。皆様元気にお過ごしでしょうか。歯科衛生士の岩谷です。
さてよくキシリトールというものを耳にすることが多いと思いますが何かご存知でしょうか。
キシリトールは白樺や樫の木からとれるキシラン・ヘミセルロースという糖分から作られ、糖アルコールの一種で砂糖と同程度の甘さがあります。

キシリトールを摂取することで、

1、砂糖より血糖値を上がりにくくする!

キシリトールは砂糖と同じぐらいの甘みがありますが、カロリーは砂糖の4分の3ほどしかありません。
血糖値を上げないため、糖尿病患者さんの食事の甘味料としても使われています。

 

2、唾液の分泌を促してくれる!

唾液はお口の中をきれいにしてくれる効果もあるので、虫歯になりにくい口腔内環境を作ります。これはお口の中の健康を保つために必要なことです。

キシリトールの甘さが唾液の分泌を促してくれたり、キシリトールガムを噛むことで分泌がさらに促されたりします。
甘味による刺激と咀嚼の2つの効果で、お口の健康を守ることができます。

 

3、虫歯予防に最適!

キシリトールが虫歯予防に良いと言われる理由は3つあります。

 

①プラーク(歯垢)をサラサラにする

キシリトールは虫歯の原因となる細菌(ミュータンス菌)の働きを抑えるため、キシリトールガムを噛んだ後に歯みがきをすると、プラーク(歯垢)を簡単に落とすことができます。

 

②虫歯の原因となる酸を作らない

プラークの中にいるミュータンス菌が酸を作り出し、歯を溶かすことで虫歯になりますが、ミュータンス菌はキシリトールから酸を作ることができません。
それに加えてキシリトールは虫歯の原因菌であるミュータンス菌の活動を抑える性質もあります。
またキシリトールは酸を中和する働きもあるのです。

 

③再石灰化を促す

通常、酸によって歯の表面が溶けても、唾液がお口の中を中和することで、カルシウムやリンが歯の表面に戻って脱灰した歯を修復してくれます。
この繰り返しで、虫歯になりにくい歯が作られていくのですが、キシリトールは再石灰化を促す効果があります。


当院ではお子様のご褒美にシールとキシリトール100%のチョコレートをお渡ししております。
砂糖がたっぷり含まれたチョコではなくキシリトールが含まれたチョコに置き換えて虫歯のリスクを減らせたらうれしいですよね!


是非、お子様も検診にいらして頂いて食生活のご相談などもお気軽にお尋ねください。