「感染の窓」がひらく時期とは。|大和市の歯医者|オークヒルズ歯科・やなぎさわ歯科

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「感染の窓」がひらく時期とは。



こんにちは。歯科医師の西村です。

子どもは生まれたときから永久歯が生え揃う13歳頃までに3回、
むし歯菌に感染し、むし歯になりやすい時期があります。
この時期のことは「感染の窓」などと呼ばれます。
ご存知でしたか?

■乳歯の奥歯が生え揃う頃
年齢でいうと1才7ヶ月から2才7ヶ月の頃です。
大人からむし歯菌が感染しやすい時期であり、むし歯の
原因菌であるミュータンス菌の歯への定着が集中する頃です。
この時期にミュータンス菌の感染および定着がなされなければ、
う蝕リスクが少なくなります。

■6才臼歯が生えてくる頃
およそ5才後半から6才頃までです。
この時期に一番奥に生えてくる歯が6才臼歯です。
生えたばかりのこの歯は歯質が弱く、抵抗力がありません。
歯肉から歯が顔を出す間際は、特に歯ブラシが歯の表面に
届きにくいので注意が必要です。

■12才臼歯が生え揃う頃
12才臼歯とは、一番奥にある6才臼歯よりもさらに
奥に生える歯のことで、13才頃までに生えます。
歯ブラシが届きにくく、目視しづらい歯です。
歯みがき不十分になりやすく、6才臼歯と同じく、生える
最中にむし歯になる子もたくさんいます。

これらの「感染の窓」が開く時期に
お子さんの歯をしっかりケアすることは、
大切な歯をむし歯から守るために重要です。
歯は治しても決して元の状態には戻りません。
むし歯にならないよう予防することが何より重要です。
定期検診をしっかり受け、フッ素を塗って歯質を丈夫にしたり、
虫歯予防のアドバイスを受けることをおすすめいたします。