こんにちは、歯科衛生士の野呂です。
蝉の声もだんだんと少なくなり、秋が近づいてまいりましたね。
だいぶ過ごしやすくなりましたが、皆様はいかがお過ごしでしょう
さて、今回のタイトルにもある
”30回噛む”ですが、皆様は普段何回咀嚼していますか?
資料によると、
昭和初期の一回の食事での咀嚼回数は 約1420回
一方現代での咀嚼回数は 約620回 と、約半分以下にまで減少しているそうです!
その背景には、忙しいからと空腹を満たすだけの食事や
簡単にすぐ食べられる加工食品などの流通が関係しています。
それにより最近では顎が小さく、口腔機能に異常をきたす方が増えています。
さらに、咀嚼回数は脳の発達にも関係しており、
自分の歯で食事ができている高齢の方より
総義歯(入れ歯)を使用し、食事している方の方が
多く疾病を抱えていたり、認知症にも早くなりやすいことが判明しています。
また、咀嚼回数を増やすことにより、食べ物がより細かくなり、
消化も早まるので、ダイエット効果もあるそうです。
咀嚼回数を増やすことはたくさんの良いことが増えるといっても過言ではありません、これは現代の日本人の課題でもあると思います。
皆様もこの記事を読んで咀嚼回数について考えてみてはいかがでしょうか!