こんにちは、歯科衛生士の太田です。

今回はスポーツドリンクの飲み方について少しお話しさせていただこうと思います。

私は中学生、高校生時代はスポーツドリンクをよく飲みましたが、大人になってからはなかなか飲む機会は無いですが、スポーツをやられている方は飲む機会も多いのかなと思います。

スポーツドリンクは、主に塩分（ナトリウム）、糖質が含まれており、ある程度含有量が決まっています。さらに、商品によって特徴を出すためビタミン、ミネラル、アミノ酸、クエン酸などが加えられています。

塩分は、汗をかくと水分とともに萌出されるナトリウムを補うために含まれます。水分だけの補給だけでは体液が薄まり低ナトリウム血症を引き起こしてしまい危険だからです。

一方で糖質は、運動のエネルギー源となるだけでなく、糖質濃度を2.5～8%にすることで腸管での吸収効率を高めるために加えられています。

なので、スポーツドリンクを水で薄めて飲むと良いと聞いたりしますが、水分吸収率が下がってしまうのであまり良くはありません。

だからといって、スポーツドリンクを過剰摂取する事で、肥満やう蝕の問題があるだけでなく、高血糖状態が続くペットボトル症候群に陥る可能性もあります。

以上のことから、スポーツドリンクは目的や状況に合ったものを選び、適量を飲むこと、またダラダラ飲みは避けると良いと思います。

今はご自宅での筋トレやスポーツをする事が多いと思います。少し頭の片隅に入れておいてください。

これからどんどん寒くなると思いますので、お体に気を付けて下さいね。