インプラントが使えなくなる(寿命)ことはあるの?交換はできる?|大和市の歯医者|オークヒルズ歯科・やなぎさわ歯科

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インプラントが使えなくなる(寿命)ことはあるの?交換はできる?


顎の骨に人工歯根を作る治療法、インプラント。


インプラントは、ご自身で行うセルフケア&歯科医院での定期メンテナンスの継続により、長持ちさせることが可能です。


とは言うものの、インプラントをご検討中、「どれくらい、インプラントが持つのか」とご不安な方も多いかと思います。


果たして、インプラントはどれくらい長持ちさせられるのでしょうか? インプラントが使えなくなることはあるの? など、気になるところですよね。


インプラントがどれくらい持つのか気になる方のために、今回は、「インプラントの寿命」について、お話しします。


■インプラントの寿命は?


◎インプラントは10~15年以上、機能するケースが多いことが報告されてます

気になる、インプラントの寿命。


厚生労働省の調査では、インプラントの手術後、10~15年経った時点でのインプラントの生存率は「87~94%」であったことが報告されています(※)。


(※)厚生労働省「歯科インプラント治療の問題点と課題等」(2014)より引用。


上記の調査結果が示すように、インプラントは10~15年以上、機能するケースが多いです(※)。


(※)定期的なケアを怠ったなど、患者様やケアの状況によっては、

平均以下の年数でインプラントが正常に機能しなくなる可能性があります。


◎必ずしも、10~15年でインプラントが使えなくなる訳ではありません

10~15年以上と聞き、患者様によっては、「大きな費用を払ったのに、たったそれだけの年数でインプラントが使えなくなるの?」と思われるかもしれません。


10~15年という数字は、その時点で「インプラントが機能していた」という年数です。必ずしも、10~15年でインプラントが使えなくなる訳ではありません(※)。


(※)定期的なケアを怠ったなど、患者様やケアの状況によっては、

平均以下の年数でインプラントが正常に機能しなくなる可能性があります。


■インプラントの寿命を延ばすには?


◎毎日のセルフケア+歯科医院で受ける定期メンテナンスが必須です

インプラントを正常に保ち、インプラントの寿命を延ばすためには、以下の2つが欠かせません。


[インプラントを長く保ち続けるために欠かせない2つの要素]


①患者様ご自身で行う、毎日の歯みがき+歯間清掃(セルフケア)

②歯科医院で受ける、定期的なメンテナンス(プロケア)


{お口の健康に悪影響をおよぼし、インプラントの寿命を縮める原因になる「インプラント周囲炎」にご注意を}


インプラント治療後、特に注意していただきたいのが、「インプラント周囲炎」です。


インプラント治療後、セルフケアや歯科医院でのメンテナンスを怠ってしまうと、インプラント周囲炎を発症する場合があります。


インプラント周囲炎は、歯周病の一種です。


インプラント周囲炎が進行すると、炎症によって歯ぐきが下がったり顎の骨が溶けてしまい、インプラントが抜け落ちることも。


◎定期メンテナンスでは、インプラントの調整・修理・交換を行います

「インプラントに寿命が来て、使えなくなったときはどうするの?」とご心配な方もいらっしゃるかと思います。


インプラントの治療後の歯科医院の定期メンテナンスでは、主に、以下を行います。


[インプラントの定期メンテナンスで行うこと]


①歯科医師による、お口の健康状態・インプラントの状態の確認

②インプラントの調整・修理・交換(必要な場合)

③インプラントを含む、お口のクリーニング


インプラントにトラブル・不具合が起きたときは、歯科医院にて調整・修理・交換を行い、対処していきます(※)。


(※)保証期間の有無により、インプラントの調整・修理・

交換の際の患者様の費用負担の割合が異なります。


{重度のトラブル・不具合が起きたときは、再手術orインプラント以外の補綴治療が必要になる場合があります}


重度のインプラント周囲炎が原因のインプラントの脱落など、お口の状態によっては、再手術、または、インプラント以外のブリッジ・入れ歯による補綴が必要になる場合があります。


◎セルフケアと定期的なメンテナンスの継続により、平均以上の年数、インプラントを保つことも不可能ではありません

インプラントを保ち、インプラントの寿命を延ばすために欠かせない、セルフケア&プロケア。


この項では、ケアの大切さがわかる興味深いエピソードを、ご紹介します。


{世界初のインプラント手術では、治療後、約42年間、インプラントが機能し続けました}


今から半世紀以上前の1965年、スウェーデンにて、世界初の実用的なインプラント手術が行われました。


手術は無事に成功。手術後、何度かの調整・交換はあったものの、約42年間にわたり、インプラントは大きな問題なく機能し続けたそうです。


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今から半世紀以上前に行われた手術で、約42年ものあいだ、インプラントが機能し続けたのです。


医療技術や機器が進化した現在では、当時よりも、インプラントを長持ちさせやすくなっています。


毎日のセルフケアと歯科医院で受ける定期的なメンテナンス(プロケア)により、10~15年を超えて、20年、30年とインプラントを長持ちさせることも、けっして、不可能ではありません。


【セルフケア+プロケアでインプラントをより長持ちさせましょう】


当院では、インプラント治療をお受けいただいたすべての患者様に、定期的なメンテナンスをおすすめしています。


最低でも、半年に1回(1年に2回)のペースで、歯科医院で定期メンテナンスを受けることで、インプラントをより長持ちさせやすくなります。


(※)患者様やお口の状態により、奨励される

メンテナンスの頻度が異なります。


インプラントを長持ちさせる役割のほか、歯科医院での定期メンテナンスには、お口の健康を維持する目的もあります。


インプラントを長持ちさせ、お口の健康を維持するために、毎日のセルフケアをしっかり行うと共に、歯科医院で定期的にメンテナンスを受けましょう。



医療法人社団 英優會
歯科医師
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